【楽天】故障者続出、岸も右膝痛で抹消

スポーツ報知

 楽天・岸孝之投手(33)が12日、出場選手登録を抹消されることになった。11日の西武戦(楽天生命)で右膝の違和感を訴えて1回3失点で緊急降板。同日に仙台市内の病院で「右膝鵞足(がそく)腱炎」と診断され、「日々の炎症状態を見極めて、投球再開または試合復帰を図っていく」と発表していた。

 重症ではなく、長期離脱は避けられそうだが、エース右腕の離脱は痛い。岸は今季ここまでチームトップの9勝(3敗)。リーグ2位の防御率2・42と抜群の安定感を誇り、最下位に沈むチームの中で孤軍奮闘してきた。平石監督代行は「運動制限もないみたいだけど、無理はさせられない。投げようと思えば投げられかもしれない。1回飛ばすくらいですかね。そんなに長くはかからない」と軽症であることを強調した。

 後半戦は14勝7敗1分けと復調の兆しを見せる楽天だが、故障者が続出している。今月に入って美馬が右肘痛、藤田が肋骨(ろっこつ)の骨挫傷で抹消。さらにアマダーは禁止薬物が検出された影響で6か月の出場停止処分が科され、ペゲーロも不調で2軍調整中だ。9日には先発の谷間を高卒2年目の藤平が埋め、高卒ルーキー・西巻もプロ初安打をマークするなど若手が存在感を示しているが、厳しい台所事情は続いている。

 この日は岸とともに足のスペシャリスト・島井寛仁外野手(28)も登録抹消。代わりにオコエ・ディクソン外野手(28)と森原康平投手(26)が1軍に合流した。

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