斉藤コミッショナー、トラブル相次ぐ審判団に注意喚起

スポーツ報知
9日の広島・中日戦の3回1死、鈴木が3ボール2ストライクからの8球目を見逃し、本来なら四球だが気づかずにそのまま打席に。その後ファウルをはさみニゴロで凡退した(捕手・松井雅) 

 NPBは13日、9日の広島・中日戦(マツダ)でボールカウントを間違えて四球の宣告をしなかった件など審判団のトラブルが相次ぐため、都内で注意喚起を行った。

 55人中29人が集まった審判を前に、斉藤惇コミッショナーが「集中力を欠くことなく、審判員の誇りを持ってやってください」と訓示。友寄正人審判長は「カウント間違いは言い訳できないミス。エアポケットに入って気づかなかったみたい」として、「球審しか持っていなかったインジケーター(カウント計)を三塁塁審と控えの審判にも持たせる。記録員にも(異変に気づいた場合)審判室に電話してもらう」と再発防止策を示した。

 9日の試合では、3回の広島の攻撃で打者・鈴木がフルカウントからボールを選びながら四球を宣告されず、プレー続行で二ゴロに倒れた。6月22日のオリックス・ソフトバンク戦(ほっと神戸)では、リプレー検証による本塁打判定を巡って審判団が試合後に誤審を認めていた。

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