【広島】今村、4失点でまた足踏み!M点灯ならず

スポーツ報知
8回2死満塁、福留に押し出しの四球を与えマウンドにしゃがみ込む今村

◆阪神7―4広島(14日・京セラドーム大阪)

 優勝マジック点灯はまたも持ち越しとなった。1点を勝ち越した直後の8回、先頭・鳥谷の遊撃へのゴロを田中がはじくと、4番手・今村が一気に崩れた。1死一、三塁から代打・原口に同点打を浴び、2死満塁から福留の押し出し四球で勝ち越された。糸井にも中前へ2点打。「長打、連打を警戒し過ぎた。詰めが甘かった」。不振で1か月半以上の2軍暮らしを経て、先週1軍に帰ってきた中継ぎ右腕は肩を落とした。

 対象球団の勝敗にもよるが、マジック点灯に王手をかけ続けながら、これで6度連続で逃す事態となった。緒方監督は「選手はいい戦いをしてくれた。負けは自分の采配が悪い」とナインをかばったが、ブルペン陣は3連覇に向けてのアキレス腱(けん)となっている。15日の阪神戦で勝てば「32」、引き分けでも「33」のマジック点灯の状況は変わらないものの、阪神の粘り腰に屈してしまった。(表 洋介)

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