【日本ハム】藤岡貴、古巣ロッテ戦で移籍後初先発も５回途中５失点ＫＯ　

◆日本ハム―ロッテ（１６日・札幌Ｄ）

　移籍後初登板した日本ハムの先発・藤岡貴が５回途中８安打５失点で降板した。古巣・ロッテ打線を封じ切れず、２年ぶりの１軍白星はならなかった。

　悔しそうにマウンドを降りた。１、２回は安定した投球を続けたが３回に落とし穴。先頭・田村を四球で歩かせると、岡、平沢、藤岡裕に３連打を浴びた。左翼のアルシアがライン際の飛球を後逸するまずい守備も重なり一挙４失点。中田の２０号２ランでもらった貯金をあっという間に、はき出してしまった。

　５回にはトレード相手の岡から連打を浴び、藤岡にこの日、２つ目の四球を与えたところでお役ご免となった。登板前日は「（ロッテ打線は）同じチームでしたけど、ミーティングで新たな部分も見えたりした。それを生かしてしっかり古巣を抑えられるように一生懸命投げられたらいい」と恩返しを誓っていただけに、悔いの残るマウンドとなった。