【ロッテ】土肥、2年目念願のプロ初白星「やっと勝ててうれしい」

スポーツ報知
プロ初勝利を挙げた先発投手の土肥(右)は井口監督の出迎えを受け、ウィニングボールを掲げた(カメラ・関口 俊明)

◆日本ハム2―6ロッテ(16日・札幌ドーム)

 ロッテのプロ2年目の土肥が、4度目の先発マウンドで念願のプロ初白星を挙げた。

 先月までチームメートだった藤岡との投げ合いも「あまり意識しなかった」。それよりも約2か月半ぶりの1軍マウンドで「1、2回はビビって投げてた」と、立ち上がりに中田に特大2ランを浴びる厳しいスタート。「本塁打を引きずってた」が、3回に味方打線が藤岡を攻略して逆転。「周りに声をかけてもらって落ち着きました。バラバラだったけど、全体に低めに行ってた」と、その裏の無死二塁をしのぐと、その後も緩急を生かした粘りの投球で6回途中まで得点を許さず、救援陣にバトンを渡した。

 「(初勝利まで)そんなに長くは感じなかったけど、4試合目でやっと勝ててうれしい」と感激をかみしめた。大阪ガスからロッテに入団時の契約金で、両親に自家用車をプレゼントした孝行息子は「ウィニングボールは実家に贈ります」と柔らかな笑顔をみせた。

(星野 和明)

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