【ヤクルト】原、プロ初完封!無四球4安打12K「井野さんに感謝しかない」

スポーツ報知
完封勝利を飾った原

◆ヤクルト7―0巨人(16日・神宮)

 ポール際に上がった岡本の左飛を見届け、原は白い歯をのぞかせた。「入ったなと思った。今日はツイてた」。散発4安打で二塁も踏ませず。12奪三振の無四死球でプロ3年目の初完封を飾った。

 開幕ローテから5連敗。6月に先発を外れたが、帽子に「負けるな俺」と書いて自らを鼓舞した。中継ぎで「一つひとつのアウトの積み重ねが大事と分かった」。石井投手コーチとシャドーを繰り返し、腕の横振りを解消。最速150キロの直球がよみがえった。

 8月から井野とバッテリーを組み、3連勝。プロ初の2ケタKに「自分は打たせて取る投手。井野さんに感謝しかない」。巨人を経て15年に入団後、古巣相手には初スタメンの34歳は「スライダーが切れて、勝負球でいった」。シュートと対極の変化で7三振を奪った。

 右腕は打っても4回に適時打。小川監督は「今日は原樹理に尽きる」と完勝での2位浮上にご満悦だった。(山崎 智)

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