【楽天】石井一久氏、GM正式就任発表

スポーツ報知
楽天のGM就任が決まった石井一久氏

 楽天は20日、ヤクルトや米大リーグ・ドジャースなどで投手として活躍した石井一久氏(44)が編成部門などを統括するゼネラルマネジャー(GM)就任することを正式に発表した。27日に仙台市内で就任会見を行う。

 これまで楽天は、補強などの編成面は星野仙一副会長が中心となって担ってきたが、1月に他界。フロントの整備も急務となっていた。チームも開幕から不調で最下位に沈み、6月に梨田監督が辞任し、平石監督代行が就任した。19日には12球団最速で自力CS進出の可能性が消滅し、早くも来季へ向けて動き出した形となった。

 石井氏は1991年にヤクルトに入団。米メジャーリーグでも活躍し、先発左腕として日米182勝を挙げた実績を持つ。引退後は吉本興業に契約社員としてマネジメント契約を結び、野球評論家として活動。日米に精通した元メジャーリーガーのGMは日本球界初となり、チーム再建へ手腕に注目が集まる。

 ◆石井 一久(いしい・かずひさ)1973年9月9日、千葉県生まれ。44歳。東京学館浦安から91年ドラフト1位でヤクルト入団。98、00年に最多奪三振、00年には最優秀防御率のタイトルを獲得。01年オフにドジャースへ移籍。05年メッツも含め4年間でメジャー通算39勝。06年にヤクルト復帰、07年オフにFA宣言し、西武に移籍。13年限りで現役を引退した。日米通算524試合に登板し、182勝137敗1セーブ、防御率3・80。左投左打。妻はフリーアナウンサーの木佐彩子さん。

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