【ロッテ】シェッパーズ続投裏目…遠のく逆転CS

スポーツ報知

◆ソフトバンク7―0ロッテ(29日・ヤフオクドーム)

 ロッテは中盤の大量失点が響き、連勝を逃した。先発のタナー・シェッパーズ投手(31)が5回1/3を4失点(自責3)で3敗目を喫した。

 試合の流れが大きく変わったのは6回だった。ここまで2安打無失点だった助っ人右腕が先頭の柳田に右前打を許し、1死から中村に右翼線二塁打を浴びてピンチを広げた。ここでベンチは続く長谷川を申告敬遠で歩かせ、満塁策をとった。左の代打・明石に対してはシェッパーズの続投を選択。結果は一塁線を破る適時二塁打を浴びた。ここで2番手に唐川を送ったが、唐川も自らの失策絡みで失点を重ねた結果、この回5失点で勝負は決した。

 シェッパーズは「粘って投げられていたがコントロールが不安定だった。5つもフォアボールを出してしまってはね。反省すべきこと。6回が全てです」と悔やむしかなかった。

 右腕は前回23日の西武戦(ZOZO)でも5回まで無失点に抑えていたが6、7回に相次いで失点し、チームもそのまま押し切られて負けていた。井口監督は「5回までは何とか頑張ってましたけど、打線が援護できなかった。先発である以上はね。球数もそんなにいっていなかったですし」と続投の理由を説明。「次もあります」と次回も先発でチャンスを与える方針を示した一方で、小林投手コーチは「球数のこともある。(交代の)見極めができれば」と今後は継投のタイミングが課題になるとも話した。

 ソフトバンク相手に敵地で連勝となれば、逆転CSに向けて勢いもついたはずの一戦。試合のなかった3位・日本ハムとのゲーム差は7に広がった。

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