【楽天】内田、意地のマルチも…今季ワースト8連敗

スポーツ報知
5回に左中間二塁打を放つ内田。唯一のマルチ安打と気を吐いた

◆楽天0―12ソフトバンク(2日・楽天生命パーク)

 楽天は2日、ソフトバンク戦(楽天生命)で零封負けを喫し、1引き分けを挟んで今季ワーストの8連敗。借金もワーストを更新する「21」となった。「9番・三塁」でスタメン出場した内田靖人内野手(23)は、3打数2安打。散発4安打のチームで、唯一のマルチ安打と気を吐いた。

 甘く入ってきた変化球を、しっかりとはじき返した。3回1死一塁で迎えた第1打席、ソフトバンクの先発・バンデンハークの初球スライダーを左前打。「真っすぐ(狙い)で入っていって、スライダーが引っかかった。1打席目に出ると、気持ちも楽になる」と振り返った。

 積極性を失わなかった。1日は4打席連続三振。8月31日の3連戦初戦を含め、このカードは7打数無安打5三振と抑え込まれていた。「最悪だったけど、初球はしっかり振っていこうと思っていた。冷静に打席に入れたし、タイミングもしっかり取れていた」。5回にも左中間二塁打を放ち、起用に応えた。

 厳しいチーム状況に、平石洋介監督代行(38)は若手を積極起用していく方針を示し「1打席、1球が貴重になってくるので、大切にやってほしい」と期待を込めた。待望される生え抜きの大砲。残り25試合で、その力を証明していく。(山口 泰史)

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