【日本ハム】中田翔が2年ぶり25号「完璧だったね」

スポーツ報知
1回2死二塁、左越えに先制の25号2ランを放つ中田

◆日本ハム3―7西武(4日・旭川)

 日本ハムの中田翔内野手(29)が4日の西武戦(旭川)に「4番・一塁」で先発出場。初回に16年の自らの数字に並ぶ25号2ランを放った。試合は先発・堀瑞輝(20)が粘りきれず、5回途中5失点で降板。チームの連勝も3で止まった。

 満員の旭川の歓声に主砲・中田がいきなり応えた。初回2死二塁。カウント2―0から多和田がストライクを取りに来たスライダーを仕留めた。「完璧だったね。先制点を取れたのは大きかった」。快音とともに放たれた打球は、台風の影響もなんのその。センターから本塁への逆風を突き抜け、左翼席中段に飛び込んだ。

 先発・堀を援護したかった。首位・西武との直接対決。栗山英樹監督(57)はローテを組み替えて、左投手が苦手な西武に20歳の左腕をぶつけた。「投手のために効果的な追加点を取ってあげたかった」が、逆転を許した後は打線が機能せず。8月28日のオリックス戦(宮崎)以来、5試合ぶりの一発も、勝利には結びつかなかった。

 残り24試合。15年の自己最多30本塁打の更新も視野に入る。欲しいのは個人タイトルではなく、チームの優勝だけだ。首位・西武との差は再び6に広がったが「また明日から切り替えて」。実りの秋を信じ、走り切るしかない。(秦 雄太郎)

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