【阪神】先発野手全員安打も脱帽、金本監督「力の差が出た」

スポーツ報知
ベンチから厳しい表情でグランドを見つめる金本監督

◆広島5x―4阪神=延長12回=(4日・マツダスタジアム)

 死力を尽くした総力戦でも、ドローすら許してくれなかった。3連覇に向かう王者に虎が力の差を見せつけられた。「でも、よくやったと思いますよ。乗っているチームにこのマツダで。よく耐えたと思うし。あと一歩、力の差が出た。真っすぐを打つ力ですかね。その差ですね」と、金本監督も悔しさを通り越し、潔く相手の強さを認めるしかなかった。

 打線は、8連勝中のジョンソンにしぶとく食らいつき、5回9安打3点で降板させた。6回には、先発野手全員安打となる糸井の適時打でこの試合3度目の勝ち越し。6回終了時でリードしていれば42勝1敗1分だった必勝パターンに持ち込んだが、8回に藤川が追いつかれ、最後はドリスがつかまった。

 3連勝を逃し、3位・巨人に2・5ゲーム差。今季1勝5敗のマツダでの戦いはあと7試合も残っている。(島尾 浩一郎)

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