【広島】新井、一番の思い出は「優勝して黒田さんと抱き合った時」

スポーツ報知
16年9月10日、25年ぶりのリーグ制覇を達成し抱き合う黒田と新井

 広島の新井貴浩内野手(41)が5日、マツダスタジアムで今季限りでの現役引退を表明した。1998年ドラフト6位で広島入団。フリーエージェント(FA)権を行使して移籍した阪神から8季ぶりに復帰した15年シーズン以降は、精神的支柱として25年ぶりのリーグ制覇、37年ぶりの2連覇に大きく貢献した。飾らない人柄で皆から愛された“新井さん”は、間近に迫った球団初の3連覇と悲願の日本一を目標に、シーズン最後まで全力プレーを続けることを誓った。

 ―黒田博樹氏には相談した?

 「早い段階で、そういう気持ちですと伝えていました。『ホンマか』というのが第一声。『お前が決めたことなんだから、お前らしく頑張れ』と言っていただきました」

 ―ご家族には。

 「子供に伝えた時は『なんで?』という反応でした」

 ―後輩たちも一緒にやりたいと言っている。

 「そう言ってくれるのはうれしい」

 ―一番の思い出は。

 「初めて優勝した時ですね。東京ドームで黒田さんと抱き合った時が一番の思い出。今のところね」

 ―技術面での満足度は?

 「もちろん満足はしていない。打撃って、これで良いというのはない。『まだよくなるんじゃないか』と思っている」

 ―プロとしてこだわりは。

 「大したセンスもない。練習することで、ここまでくることができた」

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