【広島】新井、一番の思い出は「優勝して黒田さんと抱き合った時」
スポーツ報知
広島の新井貴浩内野手(41)が5日、マツダスタジアムで今季限りでの現役引退を表明した。1998年ドラフト6位で広島入団。フリーエージェント(FA)権を行使して移籍した阪神から8季ぶりに復帰した15年シーズン以降は、精神的支柱として25年ぶりのリーグ制覇、37年ぶりの2連覇に大きく貢献した。飾らない人柄で皆から愛された“新井さん”は、間近に迫った球団初の3連覇と悲願の日本一を目標に、シーズン最後まで全力プレーを続けることを誓った。
―黒田博樹氏には相談した?
「早い段階で、そういう気持ちですと伝えていました。『ホンマか』というのが第一声。『お前が決めたことなんだから、お前らしく頑張れ』と言っていただきました」
―ご家族には。
「子供に伝えた時は『なんで?』という反応でした」
―後輩たちも一緒にやりたいと言っている。
「そう言ってくれるのはうれしい」
―一番の思い出は。
「初めて優勝した時ですね。東京ドームで黒田さんと抱き合った時が一番の思い出。今のところね」
―技術面での満足度は?
「もちろん満足はしていない。打撃って、これで良いというのはない。『まだよくなるんじゃないか』と思っている」
―プロとしてこだわりは。
「大したセンスもない。練習することで、ここまでくることができた」