【阪神】13得点で首位・広島に爆勝 3位・巨人に1ゲーム差

スポーツ報知
6回無死一塁、2ランを放った福留〈8〉を笑顔で迎える阪神ナイン(カメラ・馬場 秀則)

◆広島3―13阪神(6日・マツダスタジアム)

 記録ずくめの広島粉砕だ。相手のお株を奪う猛打で左うちわの金本監督が「よく打線がつながった。いつもこれぐらい気持ちよく打ってくれれば」と満足感に浸った。2試合連続2ケタ得点も20安打も4年ぶり。首位を独走する広島に2カード連続で勝ち越し、3位・巨人に1ゲーム差に迫った。

福留弾3打点 手を休めず、ダメージを与え続けた。5回は怒とうの6連打で5得点。1死一塁から本塁打なしでたたみかけ、岡田をKOした。6回には福留がダメ押しの14号2ラン。4安打3打点の41歳主将は「選手一人一人が考えてやっている。こういう試合ができてよかった」と声を弾ませた。

 開幕から苦しんだ貧打がウソのような充実ぶりだ。助っ人抜きの国産打線が奮起したから意味がある。糸原、北條の1、2番はともに3安打で、5番に入る陽川も5号ソロを含む4安打2打点と牙をむいた。「個人個人の自信を、チームとしての自信に変えてほしい」と金本監督。8日から巨人との直接対決2連戦(甲子園)を控え、7日は野手全員を休養日にするご褒美も与えた。

 右ふくらはぎ痛で退いた4番・糸井も大事には至らなそう。CS争いの佳境を迎え、追い風が吹いてきたことは確かだ。セ・リーグ王者に一泡吹かせ、残りは28試合。まずは巨人を3位から引きずり降ろす。(長田 亨)

 ◆阪神がこの日残した猛打記録

 ▽20安打 今季最多。14年8月5日、ヤクルト戦(神宮)での23安打以来。

 ▽6連打 今季初。

 ▽5試合連続2ケタ安打 今季初。

 ▽2試合連続2ケタ得点 14年4月5、6日のヤクルト戦(神宮)以来。

 ▽マツダスタジアムでの勝ち越し 16年4月22~24日の3連戦以来。

 ▽マツダスタジアムでの連勝 15年8月5、6日以来。

 ▽原口のシーズン代打22安打 球団歴代2位タイ。

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