【広島】被安打20、今季ワースト13失点の大敗もマジック1減り11に

スポーツ報知

◆広島3―13阪神(6日・マツダスタジアム)

 目を覆いたくなる惨状に、心ないファンが暴挙に出た。先発・岡田が6連続長短打を浴びるなど、一挙5点を失った5回、一塁側スタンドにいた中年男性が、カメラマン席の屋根に上がり、赤ヘル・ベンチに向かって、何かを叫んだ。警備員に取り押さえられ収拾したが、試合は一時中断した。この回でマウンドを降りた岡田は6失点KOで6敗目。「すいません」と言葉を絞り出すのがやっとだった。

 リリーフ陣も猛虎打線の餌食となり、20安打を許して今季ワーストの13失点。マジックは1減って、11となったものの、緒方監督は「2試合連続こういう展開になって申し訳ない」と、マツダの同一カードでは5月26、27日の中日戦以来、約3か月ぶりの連敗に頭を下げた。球団史上初の3連覇は揺るぎないが、投手陣のほころびは、日本一に向けてのアキレス腱(けん)となりそうだ。(表 洋介)

野球

×