【中日】ドラ6山本拓、地元・甲子園で1軍デビューへ「胸借りる」…練習合流

スポーツ報知
1軍の練習に合流した中日のドラフト6位ルーキー・山本拓実

 中日のドラフト6位ルーキー・山本拓実投手(18)が10日、ナゴヤドームで行われた1軍練習に合流。11日に初めて1軍登録される見通しになった。

 初々しく首脳陣や先輩選手にあいさつした。森繁和監督(63)には「キミ、誰?」というお約束のイジリを受け、「山本拓実です。よろしくお願いします!」と声を張った。キャッチボールなどで“1軍デビュー”を終えた18歳は「焦ることなく練習できました」と笑みを浮かべた。

 兵庫・宝塚市出身で、隣接する西宮市の市西宮高出身。「鳥谷選手に憧れてました」という根っからの虎党だ。11日からベンチ入りする甲子園は西宮市内にあり、物心つく前から通った“庭”のような場所。「5歳くらいのとき、アルプスで試合を見てたんですが、ヒーローインタビューを終えた矢野(燿大)さん(現阪神2軍監督)がサインボールを投げ込んできたんです。まあ、隣の人がキャッチしたんですけど」という思い出深い球場だ。

 ウエスタン・リーグでは甲子園で2試合に登板。7月下旬には「シーズン終盤に甲子園で1軍デビューできればいい」と青写真を描いていたが、現実味を帯びてきた。「ファームで投げさせてもらった時と比べものにならないくらい緊張感があると思う。胸を借りるつもりで投げたいです」。高校時代は近くて遠かった聖地のマウンドで、167センチの小兵が躍動する。

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