【楽天】マリナーズ退団の岩隈獲りへ!…2011年まで在籍

2018年9月13日6時0分  スポーツ報知
  • 楽天時代の岩隈(2011年3月撮影)

 マリナーズは11日(日本時間12日)、マイナー契約で右肩手術からのメジャー復帰を目指していた岩隈久志投手(37)が今季限りで退団すると発表した。岩隈はチームから来季のコーチ打診を受けたが、日本球界を含めた現役続行を熱望。日本では12日、11年まで所属していた古巣・楽天がさっそく獲得へ向けて名乗りを上げた。

 岩隈の意思は固かった。10日にディポトGMと会談。今季メジャーでの登板の可能性がないこと、来季のコーチ打診を受けた。昨秋に右肩の手術を受け、マイナーでは3試合に登板。5日には142キロも計測したこともあって右腕は「やっと自分の感覚を取り戻したようになってきた。日本の球界も視野に入れながら、まだ現役を続けていきたい」とチームからの打診を断り、現役続行を熱望した。

 そこですぐに獲得に名乗りを上げたのが古巣・楽天だ。球団創設1年目の05年から所属し、記念すべきチーム初試合(3月26日・ロッテ戦)の先発を務め、完投で初勝利をもたらした。11年までの7年間で65勝。この日取材に応じた立花陽三社長(47)は「日本球界という話が出ているのであれば、しっかりと調査させていただきたいと思います。楽天イーグルスの歴史を作った素晴らしい選手の一人なので、迎える準備はあると思います」と獲得へ向けて、前向きな考えを明かした。

 岩隈自身も楽天への思い入れは強いだろう。プロ入り5年目が終わった04年に球界再編問題が勃発。近鉄から分配ドラフトでオリックス入りが一度は決まりながら強く希望した末に金銭トレードで楽天に入団。まどか夫人の父親で義父にあたる広橋公寿氏(61)が当時は外野守備走塁コーチを務め、現在もアカデミーコーチを務める縁もある。毎年オフには米国に戸村、塩見といった楽天投手陣を呼び寄せて自主トレを行うなど交流も続いている。

 これまでも黒田(広島)、青木(ヤクルト)、上原(巨人)らはメジャーから古巣に復帰し、数字には表れない部分でもチームに貢献。経験豊富な“レジェンド”として、球界を盛り上げてきた。メジャーでは7年間で63勝39敗2セーブ、防御率3・42。最下位に沈む楽天を救う救世主となるのか―。来年4月に38歳となるベテランの去就が注目される。

 ◆岩隈 久志(いわくま・ひさし)1981年4月12日、東京・東大和市生まれ。37歳。堀越高から99年ドラフト5位で近鉄入団。04年に15勝を挙げ、最多勝。05年から球団創設1年目の楽天に所属。08年には21勝4敗、防御率1・87で最多勝、最優秀防御率などのタイトルを獲得し、パMVP、沢村賞。海外FA権を行使して、12年にマリナーズに移籍。15年にはノーヒットノーランを達成。17年9月に右肩の手術を受け、18年はマイナー契約。191センチ、95キロ。右投右打。

プロ野球
今日のスポーツ報知(東京版)