【楽天】藤平、10代最後の登板“大人の投球”でプロ初完投「常に冷静でいられた」

2018年9月18日6時0分  スポーツ報知
  • 4勝目を挙げた藤平(中)は、東北ゴールデンエンジェルスと記念撮影(カメラ・今西 淳)

 ◆ロッテ2―7楽天(17日・ZOZOマリン)

 極限まで集中力を高めた。最後の打者・角中を内角直球で一ゴロに仕留めると、藤平は大きく息を吐いた。9回114球、3安打2失点。新人だった昨季を超える4勝目をプロ初完投で彩った。21日に20歳の誕生日を迎える右腕は「10代最後の登板でこういう投球ができた。最高です」と喜びをかみ締めた。

 最速150キロ超の「スピード」が売りの男が勝利にこだわり「制球」を求めた。初回からセットポジションで投球し、クイックで打者のタイミングを外した。最速144キロも、100キロ台のカーブで緩急をつけスライダー、チェンジアップで低めを突いた。打たせて取る“大人の投球”だった。

 5月中旬に不調から2軍落ち。ファームでも制球難のため結果が出ない日々が続いた。相談したのはオフに自主トレを共にした球団OBのヤンキース・田中。登板前に行っているという「メンタルトレーニング」を教わった。試合の1時間前から「自分だけの時間」を作り、周囲との会話を最小限にした。先輩からは「マウンドでは常に1人。誰とも話せない」と集中力を高めるための助言を受けた。「ようやく体とメンタルが一致した。マウンドで常に冷静でいられた」と藤平。自身の連敗を3で止め、チームも3連勝。昨季プロ初勝利を挙げた地元のZOZOで「心・技・体」に成長の証しを残した。(長井 毅)

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