【西武】ソフトバンクに3連勝!マジック点灯 10年ぶりリーグVへ「M11」

2018年9月18日6時0分  スポーツ報知
  • 優勝マジックが点灯。ヒーローとなった中村〈60〉、栗山〈1〉と共にバンザイで喜ぶ西武ファン(カメラ・佐々木 清勝)

 ◆西武8―1ソフトバンク(17日・メットライフドーム)

 首位・西武が2位・ソフトバンクに3タテを食らわせ、4連勝で10年ぶりのリーグ優勝へのマジックナンバー「11」を今季初点灯させた。同時に2年連続のクライマックスシリーズ(CS)進出が決まった。

 2008年の日本一メンバー、栗山と中村の同世代コンビがアベック弾で勝利に貢献。チームは開幕8連勝とスタートダッシュに成功し、強力な“獅子おどし打線”を原動力に首位を一度も譲ることなく快走。このままゴールへと一気に突っ走る。

 集中力を研ぎ澄まして、振り抜いた。レオ党の思いを乗せた栗山の打球は、バックスクリーンに吸い込まれた。「自分のスイングをしようと思っていた」。0―0の初回1死満塁。ミランダの内角低め直球をすくい上げた。「出来過ぎですけど、理想の打球だった」。7号グランドスラムで先制点をもぎ取った。猛打賞をマークし、マジック「11」点灯の立役者になった。

 前回対戦の8月25日の同戦(ヤフオクD)ではミランダの前に8回までノーヒットに封じられた。結局、2安打1得点で敗戦。栗山は出場していなかったが、ベンチから投球を見つめ、攻略への青写真を描いていた。この日は「モイネロがくるようなイメージ」と構え、完璧に捉えた。

 同世代で高卒同期入団の中村も続く。3点リードの7回、スアレスから右翼席へ26号3ランを放ち、とどめを刺した。「真っすぐが速いピッチャー。振り負けないようにしっかりスイングしたら入ってくれた」。35歳の“おっさんコンビ”が計7打点。チームはこの日8得点で今季718得点とし、球団では04年のシーズン最多に並んだ。2人は08年のリーグVと日本一を経験。難敵ホークスとの勝負はプレッシャーがかかるが、それを吹き飛ばす活躍に辻監督も「さすがベテラン。頼りになる」と笑顔を見せた。

 チームの雰囲気は最高潮だ。前日(16日)は安室奈美恵の引退日とあって、選手たちが第1打席に安室の曲を流して球場を盛り上げた。だが、メヒアの打席だけは倖田來未の「キューティーハニー」が…。仕掛け人はこれまた08年の日本一メンバー・炭谷ら。この日のメヒアの第1打席は1人だけ、1日遅れで安室奈美恵の「Hero」だった。球場は笑いに包まれ、選手も大爆笑。重圧とは無縁だ。

 メットライフは3日連続の観衆3万人超え。大声援に後押しされ、8年ぶりにマジックが点灯した。前回点灯の10年は残り7試合でマジック4も、ゴール目前で失速。若タカ軍団にVを奪われただけに今回、油断は一切ない。栗山が「ワクワク、ドキドキ。うっすら感じていたものが見えてきた」と語れば、中村も「栗山はやってくれる。僕も負けないように頑張ります」と笑った。最短Vは24日。優勝の二文字へ、獅子がラストスパートへ突入する。(小林 圭太)

 ◆2008年の西武 就任1年目、渡辺久信監督の采配で打撃陣が爆発。中村の46発を中心に計198本塁打を量産、足では50盗塁をマークした片岡(現巨人2軍内野守備コーチ)が中心となり計107盗塁を決め、機動力もフル回転。4年ぶり21度目のリーグ優勝を決めた。巨人との日本シリーズでは第7戦までもつれる激闘の末、4年ぶり13度目の日本一に輝き、MVPには岸(現楽天)が選ばれた。その後、アジアシリーズでは統一(台湾)にサヨナラ勝ちで初のアジア王者に輝いた。

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