【日本ハム】中田「まだまだ」通算200本塁打、試合前に表彰

スポーツ報知
試合前に通算200本塁打の表彰を受けた中田

◆日本ハム7―9ソフトバンク(20日・札幌ドーム)

 日本ハムの中田翔内野手(29)が20日、ソフトバンク戦の試合前に通算200本塁打の表彰を受けた。8月24日の楽天戦(札幌D)で達成。史上103人目で、平成生まれの通算200号は初めてという偉業を、札幌Dのファンから祝福された。この日も「4番・一塁」で先発出場。上位争いのまっただ中にいる主将は、個人記録よりも、フォアザチームを強調した。

 札幌Dの祝福を、中田はしっかりと受け止めた。日本ハム、ソフトバンク両陣営が見守る中、試合前にセレモニー。パ・リーグから記念のメダルを首にかけられ、記念盾を手渡された。札幌Dでプロ初アーチを放った2010年から9シーズン目で200本塁打の大台に到達。ベンチに戻ると、就任した12年から主力として使い続けてくれた栗山英樹監督(57)と固い握手を交わした。

 祝福に応えるように、第1打席から快音を鳴らした。初回に武田から中前に運び5試合連続安打。清宮の3ランも呼びこんだ。プロ11年目での到達を記念して、この日の来場者全員には200本塁打記念フォトブックも贈呈。「早い? 遅い? そこじゃない。全く考えてないよ。まだまだ上を目指してやっていきたいし」。チームとしても、シーズン途中。中田としてもこんなもので終わる気はない。

 昨季はレギュラー定着後、最低の16本塁打に終わった。「情けなかったし、腹立たしい1年」から、今季は体重を増量した成果もあり、早々と昨季の本塁打数を更新。自己最多30本の更新も視野に入るが、「今年打ってるって言っても、まだ自己最高なわけでもないしね」と淡々。最後までファンのために戦うだけだ。(秦 雄太郎)

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