【日本ハム】村田、楽天戦先発で連敗止める「勝たないと被災者の方の励みにもならない」

スポーツ報知
村田透

 日本ハムの村田透投手(33)が21日、チームの連敗ストップを誓った。

 22日の楽天戦(札幌D)で、今季13度目の先発登板予定の村田。チームは1位・西武に連敗(18、19日)、2位・ソフトバンクにも敗れ(20日)、現在3連敗中だけに、今季先発と中継ぎにフル回転する右腕が流れを変える。

 苦境に立たされたチームを救う。村田は自らの仕事だけを見据えた。「先発としての白星が1番いいことですけど。やっぱり勝ちたいし、優勝したいので。1つでも上を目指せるようにやるだけですね」。残り14試合となった2018年を笑顔で終わるため、仕事を果たす覚悟を示した。

 先発登板は、1回もたずにKOされ、負け投手になった8月30日・オリックス戦(京セラ)以来だ。チームの方針から、中継ぎに配置転換され、2度登板。調整の難しさもあるが「やることをやるだけなので。別に先発だからと言って、やることは変わらない。一つ一つ、アウトを取ることしかない」と落ち着いているのは苦労人ならではだ。

 ベテランに求められるのは、連敗を止めることだけ。「自分のことで精いっぱいですけど、(北海道胆振東部地震の)被災者の方の、ちょっとでも励みになってくれたら。でも、やっぱり勝たないと励みにもならないので」。北海道のファンは、村田の勝利を待っている。(秦 雄太郎)

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