【日本ハム】横尾、9号!則本の151キロを右翼席中段へ「本当に手応えあった」

スポーツ報知

◆日本ハム5―1楽天(22日・札幌ドーム)

 日本ハムの横尾俊建内野手(25)が22日、楽天戦(札幌D)に「5番・三塁」で先発出場。4回に先制の9号ソロを放ち、今季初の猛打賞と爆発した。7月27日・オリックス戦(札幌D)以来、約2か月ぶりのアーチで一挙5得点の猛攻の先陣を切った。チームも5―1で勝利し連敗を3でストップ。2位を争う23、24日のソフトバンク戦(ヤフオク)へ弾みをつけた。

 抜群の宣伝効果だった。横尾の優しい表情とは対照的なえげつないスイングが151キロの直球をガッチリと捉えた。「本当に手ごたえあったので行ってくれると思いました」。右翼席中段に飛び込む今季9号先制ソロ。スタジアム中が目を奪われた、“おにぎりくん”の豪快な強振。初対戦の則本の牙城を崩し打者11人の猛攻の口火を切った。

 シーズン終盤に、ようやく当たりが戻って来た。この日は第1打席には左前打。第3打席には三塁強襲の内野安打を放ち、今季初の猛打賞も達成。19日に、1軍出場登録された後は3試合で12打数6安打と大当たりが続く。「まだまだ結果を出すって感じじゃない。今まで全然だめだったので」。今季は主に二塁で起用されてきたが、夏場に状態を落とし8月は無安打のまま2軍降格。再び巡ってきたチャンスに目の色が変わっている。

 同日、自身をデフォルメされたキャラクター「おにぎりくんグッズ」が発売された。お立ち台には村田と新作Tシャツのペアルックで登壇。「発売日にいい打撃ができて、チームの勝利にも貢献できたので良いTシャツになると思います。皆さん買って下さい」と笑顔で呼びかけた。

 終盤戦の切り札になる。レアードが左腹斜筋肉離れで離脱し、CSに間に合うかも微妙な状況。「レアードの変わりになれるとは思ってない。自分は自分」と代役に甘んじる気はない。自身初の2桁本塁打まであと1本に迫る長打力が魅力の大砲。今季中の大ブレイクへ、チャンスは、まだまだ続く。(秦 雄太郎)

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