【阪神】金本監督、甲子園で今季19勝34敗1分け「ここに来たら変わりますな」

スポーツ報知
6回2死一、二塁、投手の交代を告げる金本監督(カメラ・中島 傑)

◆阪神1―2巨人(23日・甲子園)

 最後まで打線は火を噴かなかった。「ここ(甲子園)に来たら変わりますな。どうしたもんやろ…」。3位・巨人との2連戦初戦を得点力不足で落とし、ゲーム差は2・5に拡大。金本監督は苦い顔を作った。

 22日の広島戦(マツダ)は18安打13点。3安打を放った伊藤隼とナバーロを下げ、中軸に糸井、福留の二枚看板を戻した。だが、右太ももの張りから11試合ぶりにスタメン復帰した福留は、同点に追いついた直後の7回2死一、三塁で見逃し三振を喫した。

 地の利を生かせるはずの甲子園で19勝34敗1分。1試合平均3・2得点で、敵地の4・9得点を下回る。この日も5度の得点圏を生かせず、わずか1点。かつて「甲子園が鬼門」と語っていた通りの展開に、指揮官は深いため息をついた。

 守りでは6回2死一、二塁で青柳を降板させたが、能見が先制打を許した。8回に決勝打を浴びたのは38歳の藤川。フル回転でブルペンを支えてきたベテランの疲労も気掛かりな中、甲子園での巨人戦は5連敗となった。(長田 亨)

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