【楽天】岸を登録抹消 初の最優秀防御率も視野

スポーツ報知
試合前に談笑する岸(左)と菊池(カメラ・相川 和寛)

◆楽天―西武(24日・楽天生命パーク)

 楽天・岸孝之投手(33)が24日、出場選手登録を抹消された。故障などによる抹消ではなく、平石監督代行は「しっかり本人と話した。防御率のタイトルをなんとか取らせてあげたいので、きょう抹消することにした」と説明した。今後は再登録されないことが濃厚だ。

 岸は23日のロッテ戦(楽天生命)で先発。5回4失点(自責3)で4敗目(11勝)を喫したが、防御率は2・72でリーグトップを守った。2位の西武・菊池は3・16で0・44の差があり、25イニング自責0でなければ上回ることが出来ず、2試合連続完封以上が必要だ。

 岸にとって最優秀防御率はプロ12年目でいまだに取ったことのないタイトル。今季はチームが最下位に沈む中、23試合に先発して11勝4敗と孤軍奮闘。指揮官も「これだけチームが苦しい中、本当によく投げてくれた。マウンドでの振る舞いとか練習中の姿勢とかも見本になってやってくれた」と最大限の賛辞を送った。

 右腕はこの日、試合前練習に参加し、ランニングなどで汗を流した。

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