【ヤクルト】バレンティンが22試合ぶり34号2ラン

スポーツ報知

◆中日1ー6ヤクルト(24日・ナゴヤドーム)

 天敵を打ち崩したのは、眠っていた主砲のバットだった。3回2死一塁。バレンティンが右翼席へ8月26日DeNA戦(神宮)以来、22試合ぶりの34号2ラン。「久しぶりでうれしい。いい感触でした」。ナゴヤDで11年から10連敗中の吉見に黒星をつけるのは実に2993日ぶりだった。

 21試合ノーアーチは自身最長タイのブランク。それでも明るく振る舞った。この間も8打点をマークし、チーム打撃を徹底。この日、ベンチ奥のホワイトボードに書かれていたのは「Wake up! COCO(バレンティンの愛称)」。石井打撃コーチの発奮を促すメッセージに応えた。

 昨季の80打点から今季はリーグトップの120打点。チームも3年ぶりの貯金4だ。「いつもホームランを打てるわけじゃない。打てない中でもできる仕事をしたい」の意識が15年以来のCS進出を確かに近づけている。(田島 正登)

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