【ソフトバンク】意地の6連勝!首位・西武に6差

スポーツ報知
ソフトバンクの3連敗後の6連勝

◆ソフトバンク2―1日本ハム(24日・福岡ヤフオクドーム)

 打った瞬間、バットを放り投げてほえた。0―0の5回1死二塁。松田宣は上沢のフォークを捉えた。左越えへ12試合ぶりの28号先制2ランを放ち「とにかく自分のスイングをするだけ。最高の結果になって良かった」と胸を張った。チームは6連勝で3位・日本ハムの優勝を消滅させ、首位・西武に6ゲーム差で食らいついた。

 上沢に先発全員の計14三振を喫した。松田も2三振して「(上沢の)調子はめちゃめちゃ良かったです」と脱帽しても、ワンチャンスをものにした。接戦を制した工藤監督は「松田が失投を逃さず、よく打ってくれた」と称賛した。

 松田宣を尊敬するという西武の「獅子男」こと山田が、19日の日本ハム戦(メットライフ)でプロ1号を放った際に「熱男」ポーズを披露した。昨年オフには母校の亜大で合同自主トレをした間柄。打撃の極意を伝授するなど、ブレイクを願っていた。弟子の活躍に刺激を受け、この日は“本家”が球場を沸かせた。

 チームが勝ち星を重ねる中、9月の月間打率は2割にとどまっている。前日(23日)に柳田が復帰したことに続き、ムードメーカーの松田宣にも復調の兆しが見えた。「今の雰囲気でやれば良い。これからもこういう試合を勝っていくしかない」とマッチ。27日からは西武と3連戦。最後まで追い続ける。(牟禮 聡志)

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