【楽天】西巻、ルーキーイヤーは「80点」守備のスピードアップ課題

スポーツ報知
左打席でティー打撃を行う楽天・西巻

 楽天の2軍は27日、イースタン・リーグの日本ハム戦(森林どり泉)が雨のため中止となり、52勝60敗7引き分けの5位で全日程を終えた。西巻賢二内野手(19)は、ルーキーイヤーを「80点」と総括しながらも、持ち味である守備力の向上を課題に挙げた。

 プロ1年目のシーズンを前向きにとらえながらも、西巻はしっかりと課題を見つめていた。「守備は評価して頂いていたけど、まだまだ。根本的には、全てを伸ばしていかないといけない。守備力をもっと伸ばさないといけないと感じました」と自己分析した。

 特に気になったのが、失策などの数字には表れない部分だった。「内野安打が多かった。プロは足も速いし、どこかで時間を縮めないといけない。ボールまでの速さが必要。合わせて入ってしまうので、ボールに素早く行って、その後に合わせられたら」と明確なイメージはできている。

 1軍でプレーすることで、他球団の名手から得られるものもあった。「(西武の)源田さんはうまかったし、以前から憧れている(ソフトバンクの)今宮さんからは『ちょっと硬くなりすぎだ』とアドバイスを頂いた。そういう感覚なんだな、と」。自身のプレーを客観視するヒントになった。

 1年目全体については「80点ぐらい。ただ、高めのボールを振らされたり、(守備での)内野安打だったり、同じことを繰り返すことがあった。そこが残り20点、足りない部分」。ここまで1軍25試合に出場し打率2割4分7厘、3打点、4失策。自信と課題の両方を胸に刻み、再スタートを切る。(山口 泰史)

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