【楽天】新人王候補の田中、適時二塁打で8試合ぶり打点

スポーツ報知
5回1死一、三塁、右線に適時二塁打を放つ田中

◆楽天―日本ハム(28日・楽天生命パーク)

 パ・リーグ新人王候補の楽天・田中和基外野手(24)が、2点を追う5回に1点差に迫る右翼線への適時二塁打を放った。

 0―2の5回2死一、三塁で、田中は初球から集中力を高めた。見逃せばボールかという内角低めのロドリゲスの変化球にうまく反応。打球は右翼線へ飛び、1点を返した。8試合ぶりの打点に「打ったのはスライダーです。フォアボールの後だったので初球から積極的にいきました。前の打席でストレートを良い感じで打てていたましたからね。変化球は頭にあったので反応できました。チャンスでしっかりランナーを返せて良かったです」と話した。

 大卒2年目ながら新人王の資格を持つ田中。すでにチームの生え抜きでは最多となる18本塁打を放ち、21盗塁も記録。このペースで試合に出続ければ規定打席に乗ることも濃厚だ。だが、9月中旬からは調子を落とし18日から前日(27日)までの7試合では28打数1安打と苦しんでいた。

 新人王を争うオリックス・山本はこの日、故障のため出場登録を抹消。田中は今後のアピール次第ではタイトルに大きく近づくことになる。

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