【日本ハム】上沢、逆転日本一へ西武打線封じだ「シーズン最後をしっかり締めくくる」

スポーツ報知
1日の西武戦に先発する上沢(右)は、調整中に加藤と談笑

◆日本ハム4―1西武(30日・札幌ドーム)

 日本ハムの上沢直之投手(24)が30日、CSに向け布石を打つ。10月1日の西武戦(札幌D)で先発。CS最終ステージで対戦する可能性が高い西武打線に対し、「とにかくCSで勝ち上がるために、簡単にはいかないなという(印象)を植え付けたい」と決意を明かした。

 前回登板では2位・ソフトバンク戦(24日・ヤフオク)では今季最多14奪三振の快投。敗れはしたがタカ打線に嫌なイメージを与えた。短期決戦のCSでは、レギュラーシーズンに与えた苦手意識が、大きなアドバンテージになる。「僕もシーズン最後になるかもしれないので、自分のシーズンの最後をしっかり締めくくりたい。目の前の試合に集中してやりたい」と意気込んだ。

 飛躍の1年を好投で飾る。今季は年間通して先発ローテーションを守り、自己最多を更新する11勝を挙げた。「キャリアハイも残せたし、良かったとは思うけどスッキリした感じはない。優勝もしてないし、チームが優勝して、なおかつ自分がタイトルを取れるような数字を残したら少しは満足できるようになるのかな」。満たされない心を埋められるのは、逆転日本一だけ。上沢は頂点だけを見据える。(秦 雄太郎)

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