【ソフトバンク】2連覇を逃す。工藤監督、王会長はCS突破、日本シリーズ連覇誓う

スポーツ報知
ロッテに敗れ西武のリーグ優勝が確定し、グラウンドに一礼し引き揚げる工藤監督

◆ソフトバンク1―9ロッテ(30日・福岡ヤフオクドーム)

 ソフトバンクがロッテに大敗。西武に10年ぶりのV奪回を許した。

 4回に先発の大竹が早大の先輩・中村に中堅左への先制7号ソロを許すと制球を乱しこの回、3失点。一時は2点差に詰め寄ったが8回1死満塁で石川が岡に終戦を告げるグランドスラムを浴びた。試合後、工藤監督は選手を集め、ミーティングを行った。「けが人が多いなか、よく頑張ってくれた。敗戦の責任は私にある」と謝罪。「悔しいという思いを持ってこれから戦って欲しい。この悔しさはクライマックス(シリーズ)で晴らす」とナインに呼びかけた。

 今季はキャンプで左肩痛で和田、シーズン序盤に右肘手術で岩崎、股関節手術でサファテが離脱。内川、デスパイネがともに右膝痛で登録抹消されるなど主力に故障者が相次いだ。だが、8月中旬から9連勝し最大11・5ゲーム差あった西武に3ゲーム差にまで詰め寄った。だが、最後は直接対決で5連敗し屈した。「追い上げたことは自信にしてもらいたい」と指揮官。「クライマックスを勝ち抜いて西武も倒して日本一になるという目標は残っている」と指揮官。王会長も「悔しいが仕方ない。クライマックスというチャンスを生かさないと」と2年連続日本一を誓っていた。

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