【西武】秋山「次こそは勝って監督を胴上げ。日本一になりたい」鉄人が頂点目指す

スポーツ報知
優勝を決め辻監督が胴上げされる中、昨年亡くなった森慎二投手コーチのユニホームを掲げながら喜ぶ(左から)山川、森、野田、菊池、高橋光らナイン(カメラ・渡辺 了文)

◆日本ハム4―1西武(30日・札幌ドーム)

 西武は日本ハムに敗れたが、2位・ソフトバンクがロッテに敗れ、10年ぶり22度目のパ・リーグ優勝を決めた。

 攻守にわたって獅子をリードしてきた秋山が「いろんな人がいろんなことをカバーして、優勝できた」と感慨にふけった。

 この日は守備で見せた。3回1死二塁で西川が放った頭上を襲う大飛球を懸命に追いかけ、中堅フェンス手前でグラブに収めた。打撃だけでなく、ゴールデン・グラブ賞に4度輝くなど守備でもリードしてきた男が大舞台でも気迫あふれるプレーでチームを鼓舞した。

 今季は偉大な記録を成し遂げた。14年9月からフルイニング出場を続け、7月21日の楽天戦(メットライフ)終了時で536試合とし、愛甲猛(ロッテ)のパ・リーグ記録を更新した。なおも継続中の鉄人は4年連続のフルイニング出場達成まであと5試合と迫っている。

 打っても強力打線を引っ張った。長打力が向上し、2年連続20号をマーク。球団初の日本人20発カルテット(山川、浅村、中村)を完成させた。25日の楽天戦(楽天生命)、27日のソフトバンク戦(メットライフ)では2試合連続で逆転の決勝弾を放つなど勝負強さを発揮し、レオ軍団を救ってきた。現在リーグトップの186安打で、2年連続3度目の最多安打も当確だ。「次こそは勝って監督を胴上げ。日本一になりたい」と秋山。頂点を目指し、まだまだ獅子たちをリードしていく。

野球

×