【日本ハム】早大ソフトボール部出身の大嶋が現役引退「本当にスッキリしています」

スポーツ報知
千葉・鎌ケ谷の球団寮前で現役引退を表明する日本ハム・大嶋匠捕手(撮影・小島 和之)

 日本ハムの7年目・大嶋匠捕手(28)が5日、現役引退を表明した。この日、球団から来季の契約を結ばない旨を通告され、決断した。千葉・鎌ケ谷で取材に応じ「プロという形で続けるのは、きょうで終わりです。本当にスッキリしています」と語った。

 大嶋は中学からソフトボールを始めると、新島学園(群馬)では高校総体と国体で優勝。世界男子ジュニア選手権3位に輝いた。早大でもソフトボール部の主軸として活躍。08年にはU―19全日本の4番を務め、10年のU―23ワールドシリーズで優秀選手賞。この長打力を高く評価した日本ハムが11年のドラフト7位でサプライズ指名した。異分野からのチャレンジは大きな話題となった。

 プロ入り後は豪快な打棒に磨きをかけ、14年に初めて1軍に昇格すると、15年5月31日のヤクルト戦(札幌D)では9回1死、大野の代打で石山からプロ初安打となる右中間二塁打を放った。

 今季は4月に1軍昇格したが、8月終わりから右膝のケガに苦しむなどファーム暮らしが長引いた。1軍では通算15試合に出場し、18打数3安打の打率1割6分7厘、1打点だった。

 快活な性格で常に大きな声を出し、ナインを鼓舞した大嶋。練習への真摯な姿勢はチームメートからも認められていた。異なる競技からの大きなチャレンジは、これからも語り継がれていくことだろう。

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