【阪神】金本監督、電撃辞任 「最下位ですから」契約2年残し

2018年10月12日6時0分  スポーツ報知
  • 阪神最下位の責任を取り、電撃辞任した金本監督

 阪神・金本知憲監督(50)が11日、17年ぶりの最下位に低迷した責任を取り、電撃辞任した。就任2年目を2位で終えた昨オフに新たな3年契約を結んでおり、来季の続投が既定路線だった。後任の最有力候補には矢野燿大2軍監督(49)が挙がっていることが明らかになった。

 衝撃が走った。来季も続投するとみられていた金本監督が急転直下、辞任を表明した。午後に兵庫・西宮市内の球団事務所で緊急会見。「やり残したことは多々ありますけど、結果の世界ですから」。無念さは押し殺し、理由を「成績不振です」と言い切った。

 昨年オフに新たな3年契約を結び直し、長期政権が既定路線だった。ところが、8日のヤクルト戦(神宮)に敗れ、17年ぶりの最下位が確定。就任1年目から4位、2位と順位を上げてきただけに「何より最下位というね。そこですよね」と責任を痛感した。前日10日に本拠地最終戦でDeNAに勝利した試合後、揚塩球団社長と緊急会談し、辞意を申し入れた。

 同じ就任3年目でライバル球団の巨人・高橋監督が今季限りで辞任を決めたことを境に、世論までもが敵になった。「結果で問われるのは巨人と阪神、一緒ですから。巨人は3位でも辞めないといけない。僕の場合は最下位ですから」。甲子園でのシーズン39敗も球団ワースト記録。「もう少し、頑張ってみては?」という揚塩社長の慰留を固辞し、3年間の監督生活に自ら区切りをつけた。

 低迷する打撃部門では金本監督の東北福祉大時代の後輩にあたる元中日の和田一浩氏(46)の招へいに動くなど、球団は4年目の金本体制前提で組閣に着手していた。しかし、新監督を迎える以上、1、2軍の入れ替えも含めた新たなコーチ人事も白紙に戻る可能性が高い。

 「いろいろな雑音の中でやっていくのが、タイガースの監督」と腹を決め、若手育成など、猛練習で一時代を築いた“鉄人”らしい改革を進めてきた。それでも「やっぱりしんどかった、っていうのが一番ですね。若い選手がいい成績を残してくれたときはうれしかったし、僕の方がワクワクした。一緒にやった選手が一人前になってほしいです」。重く、潔い決断を下し、今季最終戦となる13日の中日戦(ナゴヤD)でラスト采配を振るう。

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