【中日】ドラ2石川翔、森&金本監督ラスト戦でデビューへ「真ん中に投げる」

スポーツ報知
13日の阪神戦でデビューする可能性が高いドラフト2位ルーキーの石川翔

 中日の石川翔投手(18)が12日、真っ向勝負でプロデビューを飾ると誓った。13日の今季最終戦、阪神戦(ナゴヤドーム)での1軍初登板が予想される最速151キロのドラフト2位ルーキー右腕は、「コースを狙うより、真ん中に思い切り自分の球、直球を投げたい」と気合を込めた。

 ナゴヤドームで全体練習に参加して汗を流した。ビジター最終戦の阪神戦(甲子園)が行われた5日に初めて1軍登録されたが、当日は登板なし。以降も試合がなかった。ただし11日の練習では、13日の試合で登板する予定の投手が投内連携に参加。石川翔のほか、予告先発の柳や佐藤、藤嶋、ロドリゲスが加わった。引退登板の岩瀬を含めた6人が、今季最終戦のマウンドに立つことになりそうだ。

 4月に両足かかとの三角骨除去手術を受けたために出遅れ、2軍戦初登板は8月にずれ込んだ。すでにドラフト4位の清水は1軍デビューを済ませており、同6位の山本拓も9月に1軍マウンドを経験した。「2軍でもスライダーなどの変化球で逃げちゃうことがあり、ストレートで勝負できなかった」と石川翔。同期生の活躍に焦りもあったという。

 それでも昨秋、当時の中田スカウト部長が「外れ1位での指名も検討した」という逸材。当日は岩瀬、荒木、森監督に加え、阪神・金本監督のラストゲームということもあり、13日の入場券は前売りで即日完売。異様な雰囲気でのデビューとなるが「タイミング的に、いい時に(1軍に)上げてもらったなと思う」。14日から秋季教育リーグのフェニックス・リーグ(宮崎)にも参戦。肝っ玉ルーキーが、世代交代を印象づける快投を満員の竜党に見せつける。

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