【ソフトバンク】高田の意地。ミスを挽回する適時打

スポーツ報知
7回2死三塁、高田が左前に一時同点の適時打を放つ

◆2018 パーソル クライマックスシリーズ パ ソフトバンク2―4日本ハム(14日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクの高田知季内野手(28)が7回にミスを挽回する適時打を放ち一時は同点に追い付いた。

 4回先頭の大田の遊撃へのゴロを一塁に悪送球する失策。続く近藤の空振り三振の際、二盗した大田はアウトのタイミングだったが、高田のグラブからボールがこぼれセーフに。左太もも筋損傷の今宮に代わって内野の要を任されているプロ6年目が2つの“ミス”で2点目を失うきっかけを作った。

 だが、1点ビハインドの7回2死三塁でマルティネスから左前に一時は同点に追い付く適時打。「監督、コーチ、先輩に『下を向くな』と。絶対にミスを取り返してやろうという気持ちだった」と振り返った高田。工藤監督も「エラーしても沈むことなく、いい働きをしてくれた」と目を細めた。

 セットアッパーの加治屋が8回につかまり2連勝での最終S進出は逃した。だが、名称が「クライマックスシリーズ」となった07年以降、パ・リーグ第1Sで第1戦を制したチームが11度のうち10度が最終S進出と突破率は91%。データ的には有利だ。達川ヘッドコーチは「『(代打で)長谷川(勇)いかせますか?』と聞いたけど高田をそのままいくと。ミスした人にチャンスを与える。あした(15日)も加治屋を大事なところでいかせると言っていた。信頼することは大事。監督の考え方は素晴らしいと思う」と指揮官に感服していた。

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