【ソフトバンク】決戦へ目覚めろ柳田…6打席無安打「勝つしかない? 頑張ります」

スポーツ報知
8回2死二塁、右飛に倒れ、この日無安打に終わった柳田(カメラ・義村 治子)

◆2018 パーソル クライマックスシリーズ パ ソフトバンク2―4日本ハム(14日・ヤフオクドーム)

 膨らんだ逆転勝利への期待が一気にしぼんだ。2点ビハインドの8回2死二塁、一発が出れば同点の場面で柳田。だが、宮西の外角に逃げるスライダーに体勢を崩され、力ない右飛に倒れた。「いいところにきっちり投げられたら打てない。今日は相手が上だった」。3打数無安打にも淡々と敗戦を振り返った。

 初めて4番で迎えるCS。シーズンでキャリアハイの36本塁打、102打点をマークし、打率3割5分2厘で首位打者に輝いた和製大砲へのマークは当然、厳しくなる。第1戦の初回に同点打を放ってから、3四球を含み8打席連続無安打。シーズンでも柳田が無安打に終わった試合は12勝20敗と大きく負け越しているだけに、そのバットにかかる期待は大きい。「ヘッドコーチとしては平常心で。(広島商の)先輩としては打たないと許さん」と、達川ヘッドコーチも冗談交じりにゲキを飛ばした。

 「あした勝たないといけない」と、第3戦の必勝を誓った工藤監督。「勝つしかない? 頑張ります」と、柳田も短い言葉に力を込めた。まだシーズンは終わらせない。西武の待つ最終Sに進むには、ギータが持ち前のフルスイングで日本ハムを粉砕するしかない。(戸田 和彦)

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