【日本ハム】中島、今季は「最低限のシーズン」…選手会長1年目は「もう少しできた」

スポーツ報知
室内練習場でランニングする中島(右)と加藤

 日本ハムの中島卓也内野手(27)が18日、選手会長に就任した今季を「最低限のシーズン」と振り返った。この日、札幌市内の室内練習場で調整。西川、近藤らとランニングなどで汗を流した。オフに入るが、選手会長の仕事はまだまだ残っている。「雑用が主ですよ」と苦笑いしたが、選手会納会の手配など、慌ただしい日々を送ることになりそうだ。

 悔しさも残る1年だった。「ケガもあったし、もう少しできたかな。年間143試合試合出たいと思っていたけど、前半戦調子が悪くて、スタメン外れたこともあった」。今季は132試合に出場。15年の打率2割6分4厘に次ぐ自身2番目の2割6分1厘を記録したものの、開幕直後は不振に悩まされた。6月末には左太もも裏肉離れのため離脱。100点満点とは言えなかった。それが「最低限」という表現になったようだ。

 ただ、新選手会長としては常に尽力してきた。8月28日のオリックス戦(宮崎)前夜の同27日には、焼き肉で決起集会を企画。「やりたいなと思っていて、声を掛けました」。球場外でもチームの士気を挙げるために奮闘した。

 チームは終盤戦に失速し、3位で終戦。「なかなか勝てない中で、何かできたかなとも思う」と反省もある。しばらくは札幌で自主練習に励む予定。会長就任2年目の来季、野球でも会長職でもレベルアップを目指す。(秦 雄太郎)

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