【楽天】2軍守護神・小野、6回2失点!今季20のセーブ

スポーツ報知
韓国・斗山を相手に6回3安打2失点と好投した楽天・小野

◆フェニックス・リーグ 楽天8-2韓国・斗山(18日、SOKEN)

 楽天の小野郁投手(21)は18日、フェニックス・リーグの韓国・斗山戦(SOKKEN)に先発。6回3安打2失点と好投した。昨年も1度しかなかったという先発で、成長を証明。1軍でのロングリリーフを想定しての挑戦だったが、先発としての可能性も示した。

 今季ファームでは抑えを務め、20セーブでタイトルも獲得。それでも「(1軍では)またいだイニングに点を取られることがあった。長いイニングを投げないといけないと思っていた」と、フェニックスでは複数イニングの登板を希望した。巡ってきた先発のチャンスで、予想を上回る結果を残した。

 つかんだものもあった。初回、いきなり無死満塁のピンチを招くなど、3回までに2失点。「1球1球を大事に投げていたけど、『先発だからテンポよくいけ』と(コーチに)言われた。それが意外にはまった。最後まで真っすぐで空振りも取れていたし、思ったより投げられた」とうなずいた。

 小山伸一郎2軍投手コーチ(40)も「1点取られるとズルズルいっていたけど、精神面が成長している。先発も考えられる」と高く評価した。今季の1軍登板は9試合で「(1軍に)定着できるようにしたい」と話した4年目右腕。自らの可能性を広げ、1軍でのフル回転を狙う。(山口 泰史)

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