【広島】ジョンソン「最後の最後に勝ってよかった」CS3戦防御率0・82

スポーツ報知
広島・ジョンソン

◆2018 マツダ クライマックスシリーズ セ 広島4―1巨人(18日・マツダスタジアム)

 CS男ぶりは健在だった。1点ビハインドの8回2死一塁。ジョンソンは田中俊を高めの真っすぐで遊ゴロに抑え、直後の逆転劇を呼び込んだ。「相手もいい投球をしていた。最後の最後に勝ってよかった」。田口との息詰まる投手戦の末、白星を手にして胸を張った。

 6回にマギーに先制の適時二塁打を浴びたが、集中力は切らさなかった。最速152キロを計測。レギュラーシーズンより速球系の割合を増やして、8回2安打1失点の好投をみせた。

 「よく粘って投げてくれた」と緒方監督が絶賛した助っ人左腕は、これでCS通算3試合で2勝1敗、防御率0・82。2016年には最終S第1戦でDeNAを完封するなど、計22イニングで2失点と圧巻の数字を残す。「思い通りの投球ができた」。最高の形で第3戦にバトンをつないだ。

 ◆メヒア「楽しかった」 「5番・一塁」でCS初先発の大抜てきだったが、3打数無安打2三振。「楽しかった。今日は田口のボールが良かった。低めに来ていた」

 ◆上本、つないだ二盗 8回2死から四球を選んだ松山の代走で登場。すかさず二盗を決め、新井の同点二塁打につなげた。「サインでした。絶対に走れという。スタートはまあまあでしたけど、運が良かったです」と謙虚。

 ◆松山、逆転呼ぶ四球 8回2死から代打で登場し、しぶとく四球。ここから一気に逆転劇につながった。「甘い球を仕留めようと思っていたが、浮いてこなかったので、見極めて出塁するように考えていた」と納得顔。

 ◆九里、先発備え調整 第3戦の先発に備え、キャッチボールなどで調整した。今季の巨人戦は2試合で1勝0敗、防御率4・50。17日の第1戦を受け、「(巨人打線は)積極的に振ってきている感じだった。自分の持っているものをマウンドで出すだけ」。

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