【楽天】西口直人“パワーカーブ”の精度上げる

スポーツ報知
広島を相手に6回1失点と好投した西口

◆フェニックス・リーグ 楽天5-2広島(19日、天福)

 楽天の西口直人投手(21)は19日、フェニックス・リーグの広島戦(天福)に先発。6回5安打1失点と好投した。来季の開幕ローテ入りを最大の目標に掲げ、通常のカーブより球速が速い“パワーカーブ”習得に取り組んでいくことを明かした。

 走者を背負っても、要所でMAX148キロの直球とチェンジアップが決まった。それでも「速いカーブとスライダーでカウントを悪くして、真っすぐとチェンジアップに戻ってしまった」と反省。パワーカーブの精度不足を再認識した。

 1軍から持ち帰った課題だ。プロ初登板初先発だった9月30日のオリックス戦(楽天生命)で、8回途中2失点と好投。しかし、直球を同点弾にされるなど、速い変化球の必要性を痛感した。「(通常の)カーブの制球力と、もう一つの変化球が課題。速いカーブで空振りを取れるようにしたい」。実戦で積極投入し、自分のものにしていく。

 11月24日から台湾で開催される「2018アジアウインターベースボールリーグ」への派遣も決まった。「キャンプから1軍に食らいついて、開幕1軍に入りたい。最高は先発ローテで投げること」と目を輝かせた2年目右腕。新たな武器を身につけ、来季のブレークを狙う。(山口 泰史)

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