【広島】2年ぶり8度目の日本シリーズ 緒方監督「日本一を勝ち取りましょう!」

スポーツ報知
日本シリーズ進出を決め、ヒップタッチで喜ぶ広島ナイン

◆2018 マツダ クライマックスシリーズ セ 最終S第3戦 広島5―1巨人(19日・マツダスタジアム)

 球団初のリーグ3連覇を成し遂げた広島の強さは、短期決戦でも健在だった。横綱相撲で巨人に3連勝。2年ぶり8度目の日本シリーズ進出を決めた緒方監督は「とにかく初戦が大事だと思っていた。選手たちは心配を吹き飛ばすプレーをしてくれた。最高の3試合だった」とナインをたたえた。

 流れを引き寄せたのは、秘蔵っ子の野間だ。2回無死二塁の好機で、一塁線を破る先制二塁打。続く会沢は遊撃正面のゴロだったが、二塁走者の野間は「打球が緩かったし、スタートが良かったので」と、50メートル5秒8の快足で三塁を陥れる好走塁。次の安部の一ゴロで生還した。緒方監督も「2点目が入ったから主導権を取れた」と高評価した。

 今季は丸の負傷離脱をきっかけにブレイク。走攻守を兼ね備えた若鯉は「短期決戦だと、ああいう1点が大事になると思う」。緒方監督も「本人も自信になるだろう。次の、さらに大きな舞台にも自信を持って入っていける」と日本シリーズでの活躍に期待を込め「厳しい戦いになるとは思いますが、チーム一丸となって、ファンとともに日本一を勝ち取りましょう!」と宣言した。1984年を最後に遠ざかる日本一まで、あと4勝だ。(種村 亮)

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