【西武】投壊!3戦で40被安打30失点 辻監督「調子に乗らせたらこうなる」

スポーツ報知

◆2018 パーソル クライマックスシリーズ パ 最終S第3戦 西武4―15ソフトバンク(19日・メットライフドーム)

 パ・リーグのCS最終S第3戦は、リーグ2位のソフトバンクが15―4とリーグ1位の西武に圧勝。2勝2敗のタイ(西武のアドバンテージ1勝を含む)に持ち込んだ。上林が3回に先制3ランを放つなど、CS最多タイの6打点と大爆発。今CS初スタメンの内川も6回にソロを放ち、2年連続の日本シリーズ進出にあと2勝とした。

 本拠地の大声援は大きなため息へと変わった。前夜の11安打13得点の大勝をやり返された。投手陣が計9四球と乱れ、CS(プレーオフ)の球団ワーストタイ16被安打、同じくワースト15失点で大敗を喫した。3戦40被安打で30失点。辻監督は「(相手の)打線が調子がいいのは分かってる。調子に乗らせたらこうなる」と言い放った。

 下位打線への四球が失点につながった。先発・榎田は3回につかまった。先頭の西田に安打で出塁されると、犠打を試みていた9番の甲斐に四球を許した。その後、上林に3ランを浴び、3回4失点で降板。2番手・十亀もマウンドに上がると先頭の8番・西田に四球。その後、上位打線に3連打を浴びるなど2回8失点でKO。指揮官も「四球が大量失点につながった。送りバントだってアウト1つ取れるんだからラッキーと思うくらいじゃないと」と注文をつけた。

 大敗の中に明るい兆しも見えた。左脇腹付近を痛めていた外崎が7回に復帰後初アーチとなる1号2ランを放った。20日に十亀を抹消し、伊藤を中継ぎとして登録する。これでアドバンテージを含め2勝2敗。指揮官は「これで五分。崖っぷちじゃないんだから」と前を向いた。(小林 圭太)

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