【楽天】“京都のドカベン”19歳捕手・石原、代打タイムリー「あと2本打ちたい」

スポーツ報知
9回無死一、二塁、代打で左前適時打を放った石原

◆フェニックス・リーグ オリックス7―4楽天(20日、アイビー)

 楽天の石原彪(つよし)捕手(19)は20日、フェニックス・リーグのオリックス戦(アイビー)で、代打でタイムリーを放った。ここまでフェニックス・リーグでは10試合に出場し37打数13安打、打率3割5分1厘、3本塁打、8打点。「岩見さんにホームランを抜かれた(4本)ので、あと2本打ちたい」と打撃にさらに磨きをかけ、1軍定着を目指す。

 粘り強く打ち返した。9回無死一、二塁。山下の代打で起用されると、フルカウントからオリックスの左腕・斎藤の変化球を左前へ運んだ。「最終回だし、思い切っていこうと。ああいうところで打っていきたい。代打で1本出たのは大きかった」と笑顔を見せた。

 成長の要因はタイミングの取り方だ。まずは直球に負けないことを意識しながら、変化球にも対応。「直球にしっかり入っていって、追い込まれたらコンパクトに。変化球は(体が前に)流れても拾えたらいいと言われている」。まさに泳がされながらも変化球を前で拾い、左前適時打にした。

 捕手としても二塁送球の足運びを修正し「自分は肩がなかったら何もない。コントロールが良くなった」と手応えを感じている。キャプテン嶋を筆頭に、多士済々の楽天捕手陣。持ち味を前面に押し出し、“京都のドカベン”が1軍に食らいついていく。(山口 泰史)

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