【ロッテ】ドラ1くじは井口監督が引く 山室球団社長「僕はもう、運を使い果たした」

スポーツ報知
ロッテ・井口監督

 ロッテの井口資仁監督(43)が、25日のドラフト会議でくじを引くことが20日、分かった。1位候補には大阪桐蔭・藤原、根尾の日本代表コンビと159キロ右腕の東洋大・甲斐野らの名が挙がっているが、いずれも競合必至。他球団との抽選が予想される中、指揮官は「くじですか? 僕が引きますよ」と力強く宣言した。

 近年は山室球団社長がくじ引き役を務めてきた。16年は“外れ1位”で史上初となる5球団競合の末、桜美林大・佐々木の交渉権を獲得。17年も早実・清宮を外した後に3球団が競合した履正社高・安田をゲットした。2年連続の当たりを引いた山室社長は「僕はもう、運を使い果たした。監督が自らの手でチームを強化してほしい」と笑みを浮かべて、バトンを託した。

 19日には千葉市内に球団首脳が集結して約5時間にわたり編成会議を実施。指名候補を約80人に絞り込んだ。「長打を打てる選手、投手も含めていろんな補強ポイントがある。最終的にチームの方針に従って(指名して)いきたい」と語っていた指揮官。初の大役で大物をつかみ取る。(長井 毅)

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