【ソフトバンク】柳田、打球頭部直撃した球場だけどメットライフドームの駄菓子大好き

スポーツ報知
1回2死一塁、左越え2ラン本塁打を放った柳田

◆2018 パーソル クライマックスシリーズ パ 最終S第4戦 西武2―8ソフトバンク(20日・メットライフドーム)

 ソフトバンクが、柳田の今CS初本塁打で日本シリーズ進出に王手をかけた。初回2死一塁から、左翼席へ飛び込む先制2ランで打線に勢いをつけると、7回に内川のCS通算最多安打、最多打点となる2点打も生まれるなど、11安打8点で西武に快勝した。

 CS最終Sに入り、柳田はいい意味でリラックスしている。気軽に談笑に応じ、食堂からベビースターラーメンやうまい棒などの駄菓子を持ちだしては、小腹がすいたらポリポリ食べる。ビジター球場ではメットライフと楽天生命でしか用意されていない駄菓子だが、柳田は「結構、食べますね」とお気に入り。好きな球場でもある。

 だが振り返れば今季、当地では苦い思い出ばかり。打率1割9分2厘(26打数5安打)、0本塁打、3打点にとどまり、9月16日の試合前には相手の打撃練習の打球が左側頭部を直撃した。「頭が痛すぎて、誰も話しかけるなと思っていた」と悪夢を振り返ったこともあるが、もう過去のこと。リセットの早さも一流だ。

 右脇腹を痛め、出場が危ぶまれていた昨年の楽天とのCS最終S。第5戦に緊急先発出場して流れを呼んだが、チームに貢献した実感はない。今年は4番で全試合に出場し、チームを日本シリーズへ導く。(ソフトバンク担当・戸田 和彦)

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