ノムさん「やっぱりピッチャーのいいチームが勝つ」ソフトバンク武田を絶賛

スポーツ報知
6回2死二、三塁、岡田を見逃し三振に仕留めガッツポーズの武田

◆2018 パーソル クライマックスシリーズ パ 最終S第4戦 西武2―8ソフトバンク(20日・メットライフドーム)

 野球評論家の野村克也氏(83)が、20日深夜に放送されたTBS系スポーツ番組「S☆1」(深夜12時半)にビデオ出演。ソフトバンクが日本シリーズ進出へ王手をかけた、2018 パーソル クライマックスシリーズ パ 最終S第4戦について解説した。

 この試合でソフトバンクは11安打8点で圧勝。一方で5回から武田を投入するなど、総力戦で王者・西武を抑えた。野村氏は6回、2点を追う西武相手に1死二、三塁とピンチを作りながらも、2者連続三振で切り抜けた武田を絶賛した。

 「大きな山場だね。ここはバッテリーの腕の見せどころ」と野村氏はテレビ画面に注目。武田は中村相手に2球外角攻めで2ストライク。「ここは余計な球を放らない方が良い。バッターも迷っているから3球勝負」とボヤく通り、武田は外角に決め見逃し三振。次打者・岡田にも厳しく外角を突いてフルカウントとすると、これも外角球で見逃し三振で抑えた。

 「ピッチャーも大した度胸だ。困ったら原点(外角攻め)。武田、良いところに投げているよな」と感心した野村氏。「短期決戦になると、野球の原点が出てくる。やっぱりピッチャーのいいチームが勝つ。ペナントレースは西武が1位だけど、こういう敗戦を見ると(西武の)力不足」と評価した。

 スタジオではスポーツ報知評論家の桑田真澄氏(50)と中居正広(46)がビデオを見ていたが、野村氏は2人にメッセージ。「巨人、残念だったね。ところで桑田君。来年コーチやるの?やるべきだよ」と語りかけた。

野球

×