【広島】育成1位・大盛、静岡産業大から初のプロ「ありがとうと母に伝えたい」

スポーツ報知
野球部の後輩たちに肩車で祝福される静産大・大盛

◆プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(25日・グランドプリンスホテル新高輪)

 育成ドラフトで広島1位で静岡産業大・大盛穂外野手(22)=飛龍高出=が指名された。

 午後5時のドラフト会議開始から2時間46分。広島から育成1位で指名された大盛の目は潤んでいた。大阪の親元を離れ、飛龍高―静産大と静岡でプレーを続けてつかんだ夢への切符。「すごくうれしい。応援してくれてありがとう、と母に伝えたいです」と感激に声を震わせた。

 遠投120メートルの強肩と、50メートル6秒0の俊足。守備と走塁には自信があった。そして大学での4年間で打撃を磨き、4年春のリーグ戦で首位打者に輝いたことが「自信になった」という。

 静産大からは初めてのプロ野球選手となる。会見後は、中庭で待機していた野球部の仲間や後輩たちに囲まれ、胴上げで祝福された。「広島は大好きなチーム。丸選手のようなすごいプレーヤーになりたい。まずは支配下登録を目指して頑張りたい」。走攻守3拍子そろった大器が新天地へはばたく。(里見 祐司)

 ◆大盛 穂(おおもり・みのる)1996年8月31日、大阪市生まれ。22歳。野球は小1から。守口シニア―飛龍高を経て大学4年春に首位打者とベストナインを獲得。遠投120メートル。179センチ、70キロ。右投左打。血液型A。家族は母と兄。

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