【広島】バティスタ&メヒア“ドミニカンコンビ”が今季3度目の同時スタメン

スポーツ報知
ヤフオクドームのマウンドを確認する大瀬良(左から3人目)、九里(同4人目)ら

 第3戦「SMBC日本シリーズ2018」はヤフオクDに舞台を移し、30日に第3戦が行われる。1敗1分けのソフトバンクは29日、工藤監督が、これまで日本シリーズでは9連勝中という本拠地から、両リーグトップの202本塁打を放った強力打線で逆襲を誓った。広島は今季限りで引退する新井がDHではなく、バティスタとメヒアの起用でさらなる長打力アップを図る。

 広島は、バティスタとメヒアを同時スタメン起用するプランが浮上した。敵地で行われる第3~5戦は指名打者制が導入されるため、今季3度目となる“ドミニカンコンビ”の併用で、破壊力を最大限に生かした打線を組む。

 高ヘッドコーチは「2人とも先発? 可能性はある。バティスタは練習でも状態は良い。打線に迫力が出ると思う」と話せば、東出打撃コーチも追随。「メヒアは(2軍で打席に)立ってるからね」と、7月26日のウエスタンリーグ・ソフトバンク戦(由宇)で、第3戦先発のミランダから満塁本塁打を放つなど、主力選手には対戦がない左腕への相性の良さに期待した。

 今季、2軍でのソフトバンク戦打率は3割1分で、本塁打はカード別最多の8本のメヒア。代打で出場した日本シリーズ第1戦は四球、第2戦は空振り三振に倒れたが「自信はある。状態はすごく良いよ」と前を向いた。

 CS最終Sではメンバー外だったバティスタも、ソフトバンクとの今季交流戦では2試合で7打数3安打3打点と結果を残している。99試合で25本塁打と、驚異の本塁打率を誇る大砲は「もちろん今度は活躍したい。打撃でチームを助けたいね」と力を込めた。強力タカ打線を圧倒する猛打で、連勝を狙う。(種村 亮)

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