【日本ハム】ドラ6田宮、「阿部慎之助さんが理想」3拍子そろった捕手に

スポーツ報知
施設見学で勇翔寮を訪れた(左から)生田目、田宮、柿木

 日本ハムからドラフト6位で指名された成田高・田宮裕涼(ゆあ)捕手(18)が6日、球界を代表する“打てる捕手”を理想に掲げた。

 この日、同3位・生田目(なばため)翼投手(23)=日本通運=、同4位・万波中正外野手(18)=横浜高=、同5位・柿木蓮投手(18)=大阪桐蔭高=とともに千葉・鎌ケ谷の2軍施設を見学。「だんだんと自分のレベルを上げながら、走攻守3拍子そろった捕手になりたい。捕手として、打者として、(巨人の)阿部慎之助さんが理想です」と、同郷の千葉出身の大先輩で、プロ通算399本塁打を誇る強打者を目標にした。

 武器は強肩と俊足だ。50メートル走は6秒2、二塁送球のタイムは1秒9台で一流とされる中で1秒8台をマークする。高校通算16本塁打と長打力も兼ね備えており、総合力の高さは折り紙付きだ。室内練習場や球団寮などを視察した田宮は「すごくきれいだと思った。ドラフトにかかった選手とともにいて、だんだんとプロになる実感も強くなりました」と感慨深げだった。

 入団が正式に決まれば、同施設での寮生活が始まるが「高校の時も寮だった。大丈夫だと思うので、早くこっちの寮に慣れたい」と頼もしい発言も。将来の正捕手候補は「プロの施設は違うな、と思いました。楽しみでいっぱいです」と、プロ入りを心待ちにしていた。(小島 和之)

 ◆ドラ3生田目、開幕1軍目標

 ドラフト3位の生田目は「開幕1軍」を目標に掲げた。2軍施設を見学した右腕は、最速155キロを誇り、即戦力の期待がかかるが、「開幕1軍を目指して頑張っていきたい」と表情を引き締めた。起用法については「先発にはこだわりたい」と明かしながらも「チーム事情だったり、投手の役割だったりもある。投げられる場所があれば、どこでもいい」と意気込んだ。

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