【侍ジャパン】稲葉篤紀監督、積極盗塁指令!モリーナの壁超えろ

スポーツ報知
会見で握手を交わす稲葉監督(右)とマッティングリー監督

 侍ジャパンの稲葉篤紀監督(46)が第1戦から積極的な盗塁を推奨する考えを示した。MLB選抜の正捕手には「ロケットランチャー」Y・モリーナ捕手(36)=カージナルス=が座るが、指揮官は「チャンスがあればどんどん走ってもらう」と指令した。

 U―23W杯で指揮した稲葉監督は、初見の投手と対戦する国際大会は連打が望みにくく、「盗塁は大きな攻撃力」と実感した。日米野球では5回まで走者の判断で自由にスタートを切れる「グリーンライト」を与える予定。20年東京五輪をにらみ、盗塁への意識を高める中で国際大会独特のけん制球などに慣れる目的もある。世界最高捕手のモリーナ擁するMLB選抜相手にも「隙があればチャレンジしてほしい」と期待した。

 6回以降の終盤は采配で大胆に動くことも考えているという。「試合展開によっては(サインで)動かすことを勉強したい。(五輪に向け)やらないより、いろいろなことをやって次につなげたい」。走塁も采配も、失敗を恐れずメジャー軍団に挑む。(宮脇 央介)

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