【西武】ドラ7佐藤龍世、1日も早く1軍へ守備どこでもOK「使ってもらえるポジションで」

スポーツ報知
西武・辻監督のサイン色紙を手に笑顔の佐藤(中)(左は渡辺スカウト、右は水沢スカウト)

 西武のドラフト7位指名を受けた富士大の佐藤龍世内野手(21)が9日、岩手・花巻市内の同大学で渡辺智男スカウト(51)らの指名あいさつを受けた。球団から指名の決め手について「肩の強さ」を挙げられた佐藤は「1日も早く1軍に上がって、息の長い選手になりたい」と決意。大学では主に三塁手だったが、守備はどこでもOKの姿勢も見せた。早ければ15日に仮契約を結ぶ。

 指名から2週間。プロへの思いは更に高まった。西武の東北・北海道地区を担当する水沢英樹スカウト(49)は、北海高時代から佐藤を注目していたといい「勝負強さに加え、体と肩の強さもある。ありすぎるくらいのガッツもありますね」とべた褒め。佐藤も「改めて気が引き締まりました。早く貢献したい」と笑顔で語った。

 西武には主砲の山川穂高一塁手(26)や、外野でも活躍する守備のスペシャリスト・外崎(とのさき)修汰内野手(25)と、富士大OBが活躍中だ。渡辺部長代行は「外崎のようなタイプは何人いてもいい。肩の強さは本当に期待しているから、内野だけでなく外野もある」と佐藤にもユーティリティープレーヤーとして大きな期待。佐藤も「捕手も含めてレフト以外は守った経験がある。使ってもらえるポジションで結果を出していきたい」と偉大な先輩たちに続くことを誓った。(遠藤 洋之)

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